局所性多汗症の症状を緩和・改善するために漢方を使うこともあります。
個人の体質によってどの漢方薬を使用するかはさまざまですが、たとえば水太りの傾向があり、疲れやすく、尿の量が少ない体質の方には防已黄耆湯(ぼういおうぎとう)が効果的とされています。特に、気温が高くなると汗の量が増えたり、肥満気味な方に効果があります。
顔、手のひら、脇の下などの上半身の多汗症や、虚弱体質で疲労しやすい、寝汗をかきやすい、頭部に汗をかきやすい体質の多汗症の方には、柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)が効果的とされています。
また、体力は普通にあり、喉が渇きやすく尿の量が減少してきたという多汗症の方には五苓散(ごれいさん)という漢方が効果的です。
虚弱体質な方には桂枝加黄耆湯(けいしかおうぎとう)という、全身性の発汗を抑える効果のある漢方が適しています。
